宗教教育
当園では、学校法人聖母学園の宗教カリキュラムをベースに、地域性などを踏まえながら園児の宗教教育に当たっています。
入園前の子どもは、親子のかかわり中心の家庭生活を過ごしています。集団の中で自立して過ごす園生活の始まりは、上に兄姉のいる家庭を除けば親子とも大きな試練のスタートになります。そのような不安の中でも、保育者の指導により神様の存在を知り、安心することが大きな心のよりどころとなります。
神様の愛に生かされている自分を知り、保育者や周りの園児との信頼感を築き、自主的に行動したり心を開いてやる気を起こしたりすることができます。
さらに、神様が与えてくれた自然の美しさに気付き、さまざまな表現活動をしながら豊かな感性を磨くとともに、感謝の心をもって粘り強くやり遂げたり、他者を思いやったりできるようにもなります。
園児たちは、保育者と共に神の子イエス・キリスト様、神の母マリア様に毎日のお祈りをし感謝と賛美を捧げています。朝と帰り、給食、集会、行事の際などには、欠かさずに祈ります。祈りの心は職員一人一人が「カトリックの教え」を学ぶことを通してより深いものとなり、子どもたちに伝わっていきます。
素直で感性豊かな幼児期にカトリックの祈りを通して宗教心を育むことについて、在園時の保護者からは好感を持って受け入れていただいています。